スクリーンショット_2019-03-13_14

第2話 「行きがかり上、中の人やってます」

水曜どうでしょうカメラ担当ディレクター・嬉野雅道と、SHARP公式の中の人・シャープさん。大阪で語り合った連載の第2話をお届けします。(聞き手:嬉野珈琲店、T木)
*前回のお話はこちら→第1話 まずは前枠「ほんとうに初めまして。」

----------------------

T木:盛大な前振りとなりましたが、スライドをお願いできますか。

シャープさん:
(少し間をあけて)……こんな風に始まるんですね。

嬉野:
こんな風に始まるとは思ってなかったけどね(笑)

シャープさん:
えっと、インターネットなら饒舌になって、現実では黙る人っているじゃないですか。

T木:
あー。

シャープさん:
それ、完全に僕なんです

会場:
(笑)

嬉野:
いや、でもそういう言葉を出せるっていうのは、すでに饒舌なわけですよ

T木:
そうですよね、すでに。

シャープさん:
まさかこんなことになるなんて、ツイッター始めた6年前にはまったく思ってないですし…。

嬉野:
そんなこといったってあんた、漫画になってんじゃないですか。もう、それですごいって。

シャープさん:
6年間、こつこつツイッターやってきて。もともと「こういう風にしたい」というビジョンがあったわけじゃなくて、やれって言われたから始めてる。

嬉野:
はー。

シャープさん:
行きがかり上なんです

嬉野:
必要ですよ。そういう、流れに身を任せることってのはね。
私すでに共感してます。

シャープさん:
ありがとうございます(笑) 本業として別の業務をやりながら、ツイッターを始めたんです。地獄のはじまりですね。

会場:
(笑)


嬉野:
いまはツイッターが本業なわけですか?

シャープさん:
いまも一応、兼業です。

T木:
メインの仕事が別にあって?

シャープさん:
メインがツイッターでサブがインターネットの広告みたいな感じです。

嬉野:
ああー。

シャープさん:
長いことやってると、変わったことも起きます。

T木:
変わったこと。

シャープさん:
仕事終わって家帰ってテレビつけて。あれって思ったら自分のツイートがテレビで取り上げられてたり

T木:
おおー。

シャープさん:
ジョン・ケージの4分33秒の無音の曲をツイッター上で演奏する(黙る)というツイートが、NHKで解説されていました。


嬉野:
ははー。NHKが勝手に拾っとる。これはSHARPさん、やっぱり超大物ですよ。こんなところに呼んでいいのか。

会場:
(笑)

シャープさん:
とんでもないです。ぼくは基本的にはツイッターがメインなんで、インターネット上でいろいろやってるんですけど、最近は(ほかのメディアに)はみ出すことも増えて来ましたね。

T木:
テレビのニュースになったり。

シャープさん:
あと、新聞にも載せてもらったり。

嬉野:
新聞。

シャープさん:
みなさん新聞に載ったらフォロワー増えると思うじゃないですか。

会場:
(うなずく)

シャープさん:
まったく増えない
です。

嬉野:
もう新聞に明日はない、と。

T木:
(笑)そんなことないです!

シャープさん:
「インターネット」と「インターネットじゃない」というところの断絶
は、たぶんみなさんが思ってる以上にあるんです。新聞に載りましたけど、連絡あったの、おかんだけですから。

嬉野:
なはは。

T木:
……ちなみに嬉野さんは新聞に載ったことは?

嬉野:
あったかな……? どうでしょうで祭りやった時に取り上げられたような。

T木:
2013年に「水曜どうでしょう祭」があったときは大きく取り上げられていました。

嬉野:
そうそう、夕刊一面かなんかに大きく載せてもらって。

T木:
その時は、ホームページのアクセスが伸びたりは?

嬉野:
うーん、それはないんじゃないですかねぇ。

シャープさん:
そうですか。

嬉野:
ええ。でも、うちは番組やって騒いだりしてますけど、シャープさんはツイッターだけなのに、いろんなメディアが注目してるという。

シャープさん:
いや、だけど僕のところまで届くリアクションはおかんだけですよ。

会場:
(笑)

----------------------

本日はここまで。明日は、「ゆるい」と表現されることの多いシャープさんのツイートをながめながら、その裏にある思いを伺います。どうでしょうネタを使うと反響がある?シャープさんが上司に黙ってこっそり変えたこととは?どうぞお楽しみに!

(明日の記事宣伝しながら宣伝しないに続きます)

《連載目次》
第1話(3月13日)
まずは前枠「ほんとうに初めまして。」
第2話(3月14日)
「行きがかり上、中の人やってます」
第3話(3月15日)
「宣伝しながら宣伝しない」
第4話(3月16日)
「『ありがとう』に泣かされる」
第5話(3月17日)
「炎上の火中、エモさで飛び込む」
第6話(3月18日)
「水曜どうでしょうVSコンプライアンス」
第7話(3月19日)
「会社に頼らず、ファンに頼る」
第8話(3月20日)
「テレビ局をやめようと思った日」
第9話(3月21日)
「前向きに、友達を減らそう」
第10話(3月22日)
「注釈は、堂々と言えば、文脈になる」
最終話(3月23日)
「幸せな働き方ってどんなものですか?」

◎嬉野雅道の初エッセイ、ついに文庫化!まえがきは書き下ろしです!

シャープさんの解説文も読めるお得すぎる文庫本、3月23日発売!
実はこの文庫本、ある危機的(?)な状況を乗り越えて発売に至りました。詳しくは新たに書き下ろされた「まえがき」をお読みください。
表紙はアニメ「進撃の巨人」を手がける浅野恭司さんの書き下ろし!
Amazonにて絶賛ご予約受付中です!どうぞよろしくお願いします。

◎水曜どうでしょうディレクター藤村忠寿・嬉野雅道と人生を旅するマガジン 『Wednesday Style』創刊!

水曜どうでしょうディレクター(D陣)藤村忠寿と嬉野雅道が、毎月多彩なゲストを編集長にむかえてお届けする月額マガジン「Wednesday style」。3月のゲスト編集長は、ライター・カツセマサヒコさんです。テーマはあえて直球の、「テレビとインターネット」。絶賛購読受付中です!


3月号、いよいよ公開!詳細はコチラ↓

(今後のゲスト編集長:SHARP公式さん病理医ヤンデルさんたらればさん


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

このお賽銭箱にね"チャリンチャリン鳴るようなそんな不浄なものは喜んで捨てさせていただきます"と望まれる方も稀におられるかもしれない、そんな方はここに不浄なものを日々放ってね功徳を積んでいただきたい。いや、押さなくていいのよ。でも、押すな!とも言いませんよ。止めませんよ!

スキいっぱいあんじゃん
107

嬉野雅道

『水曜どうでしょう』カメラ担当ディレクター(HTB 北海道テレビ放送)。うれしーとも呼ばれています。noteには、毎日「言葉の切れはし」を置いていくことにします。著書に『ひらあやまり』『ぬかよろこび』(KADOKAWA)、共著に『腹を割って話した』(イースト・プレス)など。

嬉野珈琲店

嬉野珈琲店では、 ​ 『水曜どうでしょう』カメラ担当ディレクター「うれしー」こと嬉野雅道の コラム、エッセイ、旅日記、対談録など、 ふつうなのにほかにはない言葉を「読みもの」としてお届けします。 ​ また、オリジナル珈琲やグッズの窓口として、 仔鹿と言われる嬉野さんのフ...
2つ のマガジンに含まれています
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。