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第1話 まずは前枠「ほんとうに初めまして。」

水曜どうでしょうカメラ担当ディレクター・嬉野雅道と、SHARP公式の中の人・シャープさん。大阪で語り合った連載の第1話をお届けします。(聞き手:嬉野珈琲店、T木

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嬉野さん:
こんばんは。

T木:
こんばんは。

シャープさん:
よろしくお願いします。

T木:
お二人はきょうが初めましてなんですよね?

シャープさん:
はい。

嬉野:

あのー、うち(水曜どうでしょう)の「本日の日記」にね。

T木:
はい。

嬉野:
今日のことを書いたら、うちの広報の女がさ、それ見て走ってきて。

T木:
広報の女……(笑)

嬉野:
「先生、シャープさんとお話するんですか!?」って血相変えてさあ。「そうだよ」って答えたら、「すごい! シャープさんって40万人もフォロワーがいるんですよ」って。

T木:(笑)

嬉野:
「大物だな」って言ったら「超大物です!」って言われましたよ。

会場:(笑)

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T木:サラリーマンのなかでは、嬉野さんもなぜかファンが多いですが……。

嬉野:
平社員なのにね。おかしなことだよねえ。シャープさんも平社員らしいですよ。

シャープさん:
平社員です。

嬉野:
さっき控え室でその話を二人で、ね……。

シャープさん:
(うなずく)

嬉野:
こっちは番組21年やってて。「やっと追い風が吹いてきました」って言ったら「21年ですか……」って。

シャープさん:
(笑)

T木:
シャープさんはツイッターを始められたのが2011年なので、いまで6年くらいですよね…?

シャープさん:
そうですね。

T木:
まずはそのあたりの歩みを聞かせていただければと思います。

嬉野:
私もそれは、ぜひね。聞いてみたい。

T木:
スライドを用意いただいてますので、たっぷりと。

嬉野:
シャープさんのことは、さすがにツイッターに明るくないぼくでも知ってるわけですよ。

T木:
どうしてなんでしょう。

嬉野:
「シャープ」という企業名に「さん」をつけて、企業内の個人が「シャープさん」としてそれを背負う。そこに、ものすごい親しみを感じるんです。

T木:
嬉野さんとも似ている……、と感じます。

嬉野:
うん。そういうの好きだなって思いましたね。ちょうど我々が「水曜どうでしょう」でホームページをやりだした2000年から2005年ごろ、お客さんから「HTBの人はみんないい人に思えます!」って言われるようになったことがあった。これは、しめたもんじゃないですか

T木:
(笑) HTBという全体を?

嬉野:
そうそう、企業全体を「いい人」だと。「そんなわけなかろう!」と思いながら。

会場:(笑)

嬉野:
でも、そういう風に勝手にみなさんが思われるってことは、個人というよりは企業にたいして「あの企業っていいなあ」って思いたいという欲求が前提としてあるんじゃないかなと。

T木:
なるほど……。

嬉野:
だったらその前提に乗っかっていくのがいいんじゃないかな、と思いましたからね。シャープさんが、みなさんの共感を得ているというのはよくわかるし、とってもいいことだな、と。
(つづく)
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お読みいただきありがとうございました。本日はあくまで「前枠」です。明日からはいよいよシャープさんの「つぶやきの歴史」を紐解きます。
ぽつりぽつりと語りはじめるシャープさんと、ドンドン興味を持っていく嬉野雅道の、新鮮な温度感をお楽しみに。
(明日の記事「行きがかり上、中の人やってます」に続きます)

《連載目次》
第1話(3月13日)
まずは前枠「ほんとうに初めまして。」
第2話(3月14日)
「行きがかり上、中の人やってます」
第3話(3月15日)
「宣伝しながら宣伝しない」
第4話(3月16日)
「『ありがとう』に泣かされる」
第5話(3月17日)
「炎上の火中、エモさで飛び込む」
第6話(3月18日)
「水曜どうでしょうVSコンプライアンス」
第7話(3月19日)
「会社に頼らず、ファンに頼る」
第8話(3月20日)
「テレビ局をやめようと思った日」
第9話(3月21日)
「前向きに、友達を減らそう」
第10話(3月22日)
「注釈は、堂々と言えば、文脈になる」
最終話(3月23日)
「幸せな働き方ってどんなものですか?」

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(今後のゲスト編集長:SHARP公式さん病理医ヤンデルさんたらればさん

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